MIDIエディタ用に私がインストールしているスクリプトをご紹介第一弾!と言いたいところですが!個人的にMIDI周りで重視しているのは主にキースイッチで、MIDI編集に関してはちまちまちまちまちまちまいじるのが好きだし手動ヒューマナイズにもなるよなぁなんて考えてるので第二弾は無いかもしれない。
さて、REAPERはスクリプトとショートカットがメイン領域とMIDIエディタ領域で区別されているので他のDAWに慣れている方は注意が必要です。今回ご紹介するスクリプトはMIDIエディタでしか動作しないです。(Retrospective Recordを除く)
Select CC lanes to show
juliansader様のMIDI用スクリプト集から、表示するCCレーンを一覧表から選択できるスクリプトです。
インストールはReaPackで以下を検索。
標準機能だとCCをメニューから選んで一つずつ表示させる必要があるのでCC山盛りトラックなどではちょっと不便。そんな経験のある方はぜひお試しあれ。インラインMIDIエディタ向けに作られたようですが通常のMIDIエディタでも問題無く使えております。
表示したいレーンをクリックして反転させ、Applyを押すだけの簡単操作。
MIDI Inspector
上と同じくjuliansader様作、選択したMIDIテイクやノートの情報を表示してくれるスクリプトです。
インストールはReaPackで以下を検索。
起動するとこんな。
ドックすると隙間にうまいこと表示してくれますが…
リージョンやマーカーがあると表示が被ってしまうのでご注意。(テーマや解像度によっては被らないのかも)
Lil Chordbox
FeedTheCat様作、MIDIエディタの空きスペースにコードを表示してくれるスクリプト。MIDI入力・プレイバックに対応しております。
インストールは以下のリポジトリをReaPackに登録して「Lil Chordbox」をインストール。
鍵盤の上あたりに表示されます。
記号部分やカラーをカスタマイズできます。例えばMIDI入力の記号を赤〇にするとREC●的で分かりやすいかと。
残念ながらオンコードには対応しておりません。Studio Oneのはオンコードもうまいこと検出してくれて羨ましい。
MST5K v1.2.73 – Advanced MIDI Note Selection by Lemerchand
lemerchand様作、CuBASEのロジカルエディターを参考に作られたMIDIノート選択ツールです。
以下のリポジトリをReaPackに登録して「MIDI Selector Tool」をインストール。
「Select」ボタンを押すと条件に沿ってノートを選択してくれます。PITCHやVELOCITYの条件は見たまんまなので簡単ですね。プリセットも保存できます。
ちょっとわかり辛いのはTIMEの右側の項目。(わかり辛いと思ってるのはオレだけかもしれんけど)ここは16分音符グリッド上での位置になります。キャプ画像に番号振ってみたのでご参考に。
1、5,9、13をチェックしてSelectを押すとこう。
偶数をチェックしてSelectを押すとこう。
3、11にチェックしてSelectを押すとこう。
このように○拍目だけ編集したいなーなんて時に便利かと思います。また、PPQを調整すると少しずれた音符も条件に含めたりできます。
MPL Dump Retrospective Record log(非MIDIスクリプト)
ここ数年でほとんどのDAWに搭載された感がある「裏で勝手にMIDI演奏を録音してくれている」機能で、REAPERにも2021年のVer.6.39からネイティブで用意されました。
ああああ今試し弾きしたフレーズよかったなあぁぁぁぁなんて時にこのスクリプトを実行すると試し弾きしたMIDIのアイテムを作ってくれます。このスクリプトはMIDIエディタ用ではなくメイン領域用なのでご注意。
ReaPackで「Retrospective」を検索するといくつか出てきますが、選択した2つが該当のスクリプトになります。とりあえず難しいことを考えずに使えればいいって方は下のVer.1.01(Old Version)のほうだけインストールでよいかと思います。
上のVer.2は様々な条件で演奏ログを取り出せる多機能版です。機能ごとにスクリプトが分かれているので専用のツールバーを作るのも一興。
Ver.2は本来MPL様の有料スクリプト(VariousFunctions)が必要なのですが、現在はウクライナ情勢の影響もあり無料で使えるようです。