スクリプトによるセンド

Interactive Toolbarから

以前ご紹介したスクリプト「Interactive Toolbar」内にセンド用の機能があります。

(1)
まずはセンド先に設定したいトラックを選択。

(2)
Interactive Toolbarのセンドの部分「->」をクリック→「Mark as predefined send bus」をクリック。

するとこのように選択したトラックがセンド先として登録され、今後はここからクリックすればセンドが作られます。

センドに登録済みのトラックを選択した状態で再度「Mark as ~」をクリックすると登録が解除されます。

SendFader

こちらもMPL様作のスクリプトで完全にセンド専用です。REAPER標準のルーティングダイアログと比べると遥かに見やすいので、センドをキッチリ把握したい方にお勧め。

MPL SendFader - controlling selected track sends - Cockos Incorporated Forums
MPL SendFader - controlling selected track sends ReaScript, JSFX, REAPER Plug-in Extensions, Developer Forum

ちなみにこれがREAPER標準のセンド。日本語環境だからか文字切れちゃってる…

そしてこっちがSend Fader。インスペクター的なUIですね。

使い方にはちょっと注意点がありまして、Interactive Toolbarのようにセンド先を登録する機能は無く、トラックネームに「Aux」または「Send」が含まれたトラックをセンド先と見なします。

あらかじめ「aux ReVerb」「aux Delay」などのトラックを作っておき、トラックテンプレートとして保存しておけば一気にセンド先が用意できます。

Create send between selected tracks and track under mouse cursor

こちらもMPL様作のスクリプト。(MPL様のスクリプトに依存していることを改めて実感する)
UIが無く、ショートカットキーに登録して使うタイプのスクリプトです。専用のフォーラムが無いのでReaPackからスクリプト名を検索してインストールしてください。

使い方ですが、まずセンド元のトラックを選択し、センドしたいトラックへマウスカーソルを持っていき、そこでスクリプトを起動するとセンドが作られます。私は「Alt+S」にこのスクリプトを登録して使っています。なおセンド先でマウスのクリックは不要です。

流れとしては…

  1. ピアノにリバーブかけたいなぁ…という感情が生じる
  2. ピアノトラックを選択
  3. マウスカーソルをリバーブを挿しているトラックの上に移動(TCPでもアレンジエリアでもOK)
  4. Alt+S→センドが作られる

ちょっと文章だと分かり辛いかもですが、例えば「このトラックからリバーブとディレイとコーラスにセンドしよう」って時なんかは、マウスをちょいちょい動かしながらショートカットキーでセンドを複数送れるので慣れるとたいへん便利です。

タイトルとURLをコピーしました