サマポケRB、初回限定版特典アレンジCD参加のお知らせ

本日発売となりましたKey様の「Summer Pockets REFLECTION BLUE」初回限定版に同梱されているアレンジアルバム「Edain」全8曲のアレンジをウチヤマが担当させていただきました!その中の2曲はRitaさんのコーラスが入ったアレンジとなっております。初回限定版パッケージにしか入らないCDだと思うので、ぜひ早めのお買い求めを…!

しかし、普段は音楽の仕事が少ない私が急に8曲アレンジとか気味が悪いと思われるかもしれませんが本当にやってますよ…
最初Key様からお問い合わせをいただいたときは「おめでとう!あなたはサマポケのBGMをアレンジをする権利が当選しました!」みたいな詐欺かな?と一瞬思ったのですがそんなことはありませんでした(笑)まぁそれくらい驚いたわけですよ。なにせKey様とLeaf様のゲームは私の原点…そんな憧れのブランド様のお手伝いができたことを嬉しく思います。あと自分リトバスのクドリャフカさんと同じ誕生日です。(意図の読めないイキリやめろ)

さて、ざっとアレンジCDのご紹介など。
まずこのCDは「ケルト風+現代的サウンドのミクスチャー」というコンセプトでオファーをいただいて制作しました。ぶるよぐ曲だとMianやスチパンペストの「DORCHADAS」「不言色の月は欠けて」のような、シンセ系+ケルト系楽器のメロディといった曲調でございます。内訳はサマポケ初代から歌曲1、BGM2曲、今作のサマポケRBから歌曲2、BGM3曲、合計8曲のミニアルバムです。
CDのディレクター様と折戸先生からアドバイスをいただきつつ、かなり自由にアレンジさせていただきました。そんなこともあり、原曲やゲーム本編とは別物としてお楽しみいただければ幸いです。

●T1「Splash Green」
サマポケRBの新規BGM、のみきのテーマです。
アコースティックな雰囲気の原曲から打ち込み系のリズムとシンセのバッキング、ケルト系のメロディに変更といったアレンジ内容です。この曲に限らずCD全体でこの構成が多くなっております。そしてポンピング大好き人間なので隙あらばサイドチェインをかますのですが、やはり生系の楽器と相性が悪くバランス取りに苦労しました。

●T2「潮騒の香り」
サマポケRBの新規BGM、日常曲です。この原曲めちゃ沁みる…日常曲なのに泣きそうになるんですがw
CDの中では一番シンセ色が薄いアレンジになってます。ケルト曲で定番の後半テンポアップにみんな大好きリバースピアノも散りばめ、飽きの来ないフルコーラスに持っていけたと思います。

●T3「振り返らなくてもヤツはいる」
サマポケ初代のBGMアレンジです。原曲はエレキギター主役のアグレッシブな曲ですね。
ケルト系フレーズを入れやすいよう原曲よりBPMを落として(BPM120くらいが望ましい)、前半のメロディが無い部分をケルトフレーズで埋め、後半は原曲のメロディをなぞっております。ちょっと懐かしのデジロックみたいな雰囲気が出てきたので人類の叡智ポンピングで中和。

●T4「羽根のゆりかご」
サマポケより挿入歌のアレンジです。ボーカルパートは原曲と同じもので、録り直しなどはございません。
基本はFuture系で(たぶんFuture Bass?自信がない)ケルト系フレーズは間奏のみのシンセ寄りアレンジとなっております。原曲の美しい透明感を残せるよう気をつけたつもりです。残ってるかしら。(自信がない)

●T5「Run Red Run」
サマポケRBの新キャラ、神山識のテーマです。
実はこの曲が一番苦戦しまして、3回くらい自己リテイクで作り直した記憶が…。最終的には原曲を2回繰り返す単純な構成になったのですが、前半は使用楽器がシンセオンリー、後半からメロディとバッキングの一部がケルト系に差し替わるという地味に手の込んだ作りとなっております。ケルト系フレーズは入っていませんがこういうのもありかなと!

●T6「虹の蝶」
サマポケのBGMアレンジです。7/8拍子が印象的な曲ですね。
「幻想的な曲を1、2曲入れたい」というご要望もいただいていたので、それ用に私がセレクトさせていただきました。あまり目立ちませんが、途中と終盤にRitaさんのコーラスが入っておりますので注耳。
しかし序盤は順調な幻想度を保っていたのですが、なんだかだんだん盛り上がってしまいラストはドラムも入ってわりと激しくなってしまいました……ディレクター様からOKいただいたのでありかなと!

●T7「夏の砂時計」
サマポケRBの新規挿入歌です。
原曲のボーカルは使っておらず、代わりにRitaさんのコーラスが入ったアレンジとなっております。ジャンルとしてはアンビエント系狙いです。
この曲は他とコンセプトが少し違っていて、ボーカル曲をBGM風にしたと言いますか。尺も原曲より短くなっております。折戸先生からの「歌詞無しのコーラスをRitaさんに歌ってもらい、歌曲とインストの中間的な位置を目指すのも面白いのでは」というご提案から実現したアレンジです。
ところで私とRitaさんの会話の中で折戸さんを呼ぶときってなぜか100%「折戸先生」になるのですがなんででしょう。

●T8「アスタロア」
こちらは既にお馴染み、サマポケRBの新規主題歌です。「羽根のゆりかご」同様、ボーカルパートは原曲と同じでございます。
EDMアレンジのつもりで進めていたのですが、途中でアコーディオンを入れたらシンセの存在感を完全に上回ってしまい急遽バッキングの主役へ。4つ打ち+アコーディオン、なかなか悪くないと思うのですがいかがでしょう。

以上、駆け足ですがアレンジCDのご紹介でした。
そしてこのブログを書いてる途中で完パケ到着!ありがとうございます。この夏は徒花異譚とサマポケRBを存分に楽しませていただきます。

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