REAPER v7が出ました

久々のREAPER記事です!
前回の記事までで思い付いたネタはだいたい書き終えていたのでずいぶん間があいてしまいました…月日は流れまた紹介したい内容がたまってきたのでちょいちょい書いていこうかと思います。
まずは先日REAPERのVer.7が公開となりましたのでその辺りから。

v7新機能

REAPERオフィシャルのトップページにまとめられています。

REAPER | Audio Production Without Limits


動画系だとREAPER Blog様REAPER Mania様のYoutubeチャンネルで詳しくレビューされているのでおすすめ。

ここからは個人的に嬉しみのある新機能をご紹介します。

トラックレーン

テイクの機能が強化され、トラック内でのテイク管理機能やスワイプでのコンピング機能が追加されました。1トラックでのレイヤー化にも使えます。
今までのテイクを使ったコンピングよりだいぶ分かりやすくなりました。他のDAWに搭載されているそれに並んだ印象です。

複数のWaveをD&Dすると配置方法を聞かれて、一番下を選ぶとレーンに配置してくれます。
6本のレーンに配置されました。

FXコンテナ

複数FX(プラグイン)のコンテナ化やパラレルルーティングが可能になりました。1トラック内でReverbとDelayをaux的にかけたりできるんですかね。(脳のシワが少ないのでそれしか思い浮かばん)

コンテナ内にPro-Q3、Pro-C2、Pro-L2の3本が格納されています。

アイコンのアニメーション

例えばRazorエディットモードに入るとツールバーのRazorアイコンがアニメーションするので状況が分かりやすくなりました。ドラマ編集でよく使うリップルモードの戻し忘れ防止になりそうで嬉しい。

バックアップ機能の強化

タイムスタンプバックアップでファイル数の上限を設定できるようになりました。
今まではスクリプトに頼っていましたが、こういった基幹に関わるスクリプトは使うのがちょっと不安だったのでネイティブ搭載嬉しい。

↑この設定内容で下記のような動作になります。

  • 上書き保存→1つ前の状態が「Backups」フォルダに保存される。(5個まで)
  • 15分経過→変更があれば「AutoSaves」フォルダに保存される。(10個まで)


ツリーだとこんな。

バックアップ用のフォルダはプロジェクトファイルがある場所に作られ、どちらも設定の上限数を超えると古いほうから削除されます。プロジェクトに変更がなければオートセーブはされません。個人的には理想の動作です🙂

トラックスペーサー

トラック間にスペーサーを配置できるようになりました。特にミキサー画面が見やすくなりそう。これでもう区切り用のほっそいトラックを作ったりしなくてよくなります。

メーター内のゲインリダクション表示

ビジュアル系のアップデートはなんでも嬉しい。初期設定だと見やすくするためかゲインリダクションの振れ幅がメーター数値の倍になっているようです。(環境設定から変えられます)

ピッチ編集時のスナップ機能(MIDIエディタ)

ピッチベンドが半音単位でスナップできるようになりました。CuBASE11(だったか?)で追加された機能とほぼ同じですかね。大変嬉しい。

MIDI CCレーン内をマウスホイールで縦拡大

ベロシティを1~10だけで調整したい時のような、狭い範囲での編集に重宝しそうで嬉しい。

まとめ

いかがでしたか?(記事の価値を高める魔法のワード)
REAPER v7.02から使いはじめましたが、v6で作った直近数本のプロジェクトはエラー無く開けていますし、今のところ大きなバグにも遭遇しておりません。
一つだけ、NIのKomplete Kontrol v3以降が頻繁に固まるのでv2.9.6に戻しました。ただこれはREAPERのv6でも再現したのでv7固有のバグではなさそうです。関連フォーラムにも同じような症状の方がいたのでいわゆるおま環の可能性は低いと見ておりますがどうなるか…

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